2017年5月18日木曜日

サクラ (ソメイヨシノ)


バラ科サクラ属 落葉広葉樹
Prunus × yedoensis

★作られた時と場所

2017年4月 満月すぎ  香川県高松市


ソメイヨシノは江戸時代にエドヒガンとオオシマザクラの交配種として作られた。
サクラにはいろいろな種類があり、固有種もたくさんあるけれど
山に咲くサクラと違い、ソメイヨシノは日本では身近な場所 (公園や庭、街路樹、墓地など)
で見ることが多く、日本人の花見はたいていこの花の下でおこなわれる。

最近では樹木葬にサクラの木を使う人も増えている。

サクラをイメージした歌や小説もたくさんあり、
入学、卒業と重なることもあるので、
節目や移行、卒業といったイメージを持つ人も多い。

散る姿を愛でるところもあり、潔く散る日本人の精神のようなものもあれば、
サクラサクという言葉によって合格や達成を思う人もいる。

夜に花を見ることはあまりないけれど
サクラに関しては花見の影響もあり、夜桜のイメージも強い。

月夜に見る白い花の固まりは
春の夜には冷たく感じるが、
美しく妖艶にも見えるのだろう。


有名な西行による和歌

願わくは
花のもとにて
春死なむ
その如月の望月の頃

の花はサクラをあらわしているそうだが、
満月と桜、そして死というキーワードにも何か惹かれる人も多いかも。


昔の人はサクラの花が咲くのをみて、田植えの目安にしたり
農作業の取り掛かり時期にしたり暦としての役割もある。


サクラは休眠システムがあり、秋に花芽をつくり、
休眠にはいり、冬の一定の寒さを与え、一番気温が低い地点から
あたたかくなり始めて、はじめて休眠から覚める。

開花期間は短く、5日~1週間程度。

開花が終わるとまた次のサイクルに入る。


こちらもブラインドリサーチの結果は長期リサーチの妨げにならないよう
伏せておきます。

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