Camelia japonica
★作られた時と場所 2015年3月 小豆島・海岸近くの自生種
★花の時期 2月~4月
ヤブツバキは日本の固有種です。
温暖な気候の海岸などによく生育します。
常緑樹で葉っぱは濃い緑色をして、つやつやとした照りがあります。
花は基本的に濃い赤で、長い間蕾をつけたままの状態から花を開きます。
水平に開くことはなく、カップ状に開き、中にある黄色い雄しべが真っ直ぐ束になって
ついています。
花弁はポタっとしていて、しっとりしています。
鳥などによって蜜を吸われ、受粉しますが、
花が終わるときは花弁がくっついたまままるごとポトっと落ちます。
しばらく、ツバキの木のところにずっといると
この花が落ちるポトッ、ポトッという音が時々します。
昔の人はそれを首が落ちるという言い方をして、嫌っていました。
しかし、日本では桜とともに春をつげる花であり、
春の花の代表でもありました。
ツバキの実からオイルが取れ、女性は髪のケアに使っています。
アロマセラピーではアトピーなどへの効果もあるようで、
皮膚の保湿作用に優れています。
海岸に生えていることが多いため、海との関係、水との関係の深さ
カップ状の花から女性的な「受容」的な要素が考えられます。
花がカップの状態を保ったまま、落ちるというのも
それを強く保持するような働きがあるようにも思われます。
※よく似た花であるサザンカは花弁がバラバラになって散りますので
その散り方でも何か違いがありそうです。
また、人間との関係も深い花と思われます。
神聖な木として神社などにもよく植えられていますが、
小豆島では山に入ってもツバキの木は切らないという無言の掟があったそうです。
ブラインドリサーチでは
・のどが広がる。
・上へ広がる。
・やさしい。
・あたたかい。
・下に降りてくる。
・ハートが広がる。
といった広がり感やあたたかさを感じた方が多かったようです。
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